最近、
ふと気づいたことがある。
うちの子、あんなにものを投げていたのに
気に入らないことがあると、
反射で何でもポイポイ投げてしまって、
正直「世界選手権があったら優勝候補だな」と思うくらいだったのに
最近、投げなくなった。
もちろん、
完全にゼロというわけじゃない。
今でも本当に気に入らないことがあると、
たまに投げることはある。
でも、以前のように「なんでもかんでもポイポイ」ということは、もうなくなった。
あの頃の私は、出口が見えなかった
「ポイポイ期」の真っ只中にいたとき、
正直かなり参っていた。
おもちゃも、ごはんも、時には大事にしていたものまで、
気に入らなければ即座に投げる。
片づけても片づけても終わらない毎日に、
「これ、いつまで続くんだろう」と何度も思った。
そして一番しんどかったのは、
渦中にいると「これがずっと続くんじゃないか」という不安がつきまとうこと。
終わりが見えない道を歩いているような感覚。
今日がダメでも明日は変わるかもしれない、
という希望より、「もしかしてこのままかもしれない」という不安のほうが、
正直大きかった時期も。
でも、ちゃんと終わりは来た
でも、今こうして振り返ってみると、
あんなに終わらないと思っていた「ポイポイ期」にも、ちゃんと終わりが来ていた。
しかも、それは劇的な「卒業」という形ではなく、
いつのまにか、という感じだった。
「あ、そういえば最近投げてないな」と、ふと気づく瞬間があった。
子どもの成長って、こうやって静かに、
でも確実に積み重なっていくものなんだなと実感した。
一番つらかった時期こそ、覚えておきたい
不思議なもので、一番大変だった時期のことほど、
後から振り返ると「あれも意味があったんだな」と思えたりする。
正直、
渦中にいるときは「意味」なんて考える余裕はなかった。
ただただ、今日を乗り切ることで精一杯。
でも、
その一つひとつの「ポイッ」の裏には、
子どもなりの感情表現や、
成長の途中にいるサインがあったんだろうと思う。
そして何より、「あんなに大変だったことにも、ちゃんと終わりが来る」という事実そのものが、
今の自分にとって大きな支えになっている。
次に何か大変な時期がやってきても、
「あのポイポイ期だって終わったんだから、これもきっと大丈夫」と
思えるようになった気がする。
今、同じ渦中にいる誰かへ
もし今、同じように「いつになったら終わるんだろう」と思いながら、
目の前の大変さと向き合っている人がいたら、伝えたいことがある。
終わりは、思っているよりちゃんと来る。
それも、気づいたら過ぎ去っているような、静かな形で。
渦中にいるときは大変で当然。
でも、その大変さの先には、
ちゃんと「あれ、もう投げなくなったな」と笑って振り返れる日が待っている。


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