幼少期の経験値で、器用・不器用が決まる。

コラム

子どもと関わる仕事をしていると、手先が器用な子・不器用な子がいます。
ただ、生まれながらに、手先の器用な子、不器用な子はいないと私は思っています。

最初は、みんな同じです。
では、なぜ別れてしまうのか…
それは、「経験」の違いだと思っています。

とにかく経験を積もう!

幼少期から、沢山の事を経験してきた子は、コツを掴むのが早く、例え初めての事でも一通りの事はできます。

私達、大人もそうですよね!
料理を作る際に同じものでも、普段から自炊している人としていない人では「手際」が違います。

子どもも同じです。
経験値の少ない子は、使い方も想像できないし、出来るようになるまで時間がかかってしまう傾向にあります。

経験値を増やそう!

では、何が良いの?と思った方もいるかもしれません。
「ハサミ」がいつでも使いやすい環境を作ったり、折り紙をしてみたり、お手玉をしてみたり…
モータースキルを高めていきましょう!

年長さんになってきたら「運針」もオススメです。
運針は「手先を使うことで、発達を促す事。集中して根気よく取り組む事」ができます。
少し針の太いもので模様を作ってみる。
雑巾を縫ってみる。
完成した時の達成感はきっと子どもの自信に繋がるはずです!

始めたばかりで、玉留めで糸が結べない…、自己流の波縫いをしてしまう…
という事もあると思います。
「やり方が違うでしょ!!」「やり直し!」と叱るばかりではなく、そこまで取り組めた事のプロセスを褒めてあげましょう。
回数を重ねていくと、徐々にコツを掴んでいけるようになります。

一緒に楽しく取り組んでいくのがポイントです。
とにかく「楽しく」!!

ただ中には、「早くやりたい」「すぐに終わらせたい」という思いが先走ってしまい「雑さ」が目立ってしまう子もいるでしょう。
運針は、普段は何でも卒なくこなす子が運針が苦手だったり…
細かい作業が苦手そうな意外な人が得意だったり…
運針活動を通して子供達の多面も知ることが出来ます。
静と動の活動をバランスよく取り入れ、子供の成長を促していきましょう。

良い事沢山!手先を使った運動

手先は「第2の脳」手を使うと頭の働きに良い影響を与えます。
手を動かす→筋肉の刺激→神経の刺激→脳の刺激というプロセスで脳に刺激が行きます。

幼児期に脳の構造の90%が出来上がってしまい、五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)の中で手を使う触覚は意識しないと刺激されませんので、どんどん使っていきましょう。
不器用な子は、オセロの駒をひっくり返す事が難 しい子もいます。
お家でも、アイロンビーズ、あやとり、ビーズ通し、折り紙など手先を使った運動を取り入れてみて下さいね!

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